Before
 わたしに関わらないでください―――導かれるままにゲームをプレイすることになった『渚』。ゲームのクリア条件として、彼の守らなければならないキャラ―――『次代勇者』の少女と、彼は何とか出会うことができた。しかし、彼は困惑した。何故ならその少女は、自らの死を望む、死にたがりの勇者だったのだ―――。
かいり
(ID r9hykKTBRCOCE)
5.とある妖精の過去
死にたがりの勇者と守り人
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 終章 
 
 
 アルカディアを去る。
 それは手にしていた平穏を捨てたことに他ならない。外へと出てしまえば、待っているのは魔獣が跋扈する荒廃した世界。誰の庇護もなく、命の保証などどこにもない。
 捨て去ったものへの未練はある。しかし選択に後悔はない。そんなことはしてはならない。
 夕姫を守るために、彼女との日常を捨てた。アルフェリカを救うために、手を差し伸べてくれた人間たちを殺した。そのために、黒神輝の誓いも折った。
 捨てたものはこの上なく大切なもので、奪ったものは決して許されることはないが、それでもこの手で選んだものは守り通すことができた。
 まずはそれを誇れ。でなければここまでした意味がないだろう。
「はぁ、はぁ、ごめん……もう、ム……リ……」
 ゲートからさらに数キロ離れたところで、体力の限界を迎えたアルフェリカは膝をついた。大量の汗を流して荒い呼吸を繰り返す。
 しばらくして呼吸を整えると、アルフェリカは勢いよく輝に飛びついた。



「輝っ……輝っ……輝っ……」
 何度も輝を呼びながら涙を流す。言葉にならない様々な感情がそこに含まれていた。
 それを理解した輝はあやすように彼女の背中を叩いた。
「何も心配しなくていい。ちゃんと一緒にいるから。な?
「うんっ」
 向日葵のようにアルフェリカは晴れやかに笑う。自身の運命を呪い、笑うことができなかった少女が見せた屈託のない笑顔。
 これが彼女を救った報酬だとしたら決して悪いものではない。
 身を寄せ合う二人の間で、その場にそぐわない電子音が鳴った。それが携帯していた端末から発生していることに気がつき、輝は懐からそれを取り出した。
 届いていたのは一通のメール。受信したのは本文なしの座標情報。マップ機能と照らし合わすと、いまいる場所から近いことがわかった。
「輝、これって……」
 端末を覗き込んだアルフェリカはその不可解な内容に強い警戒を示す。この場所に何かあるのか。あったとして、なぜこのタイミングで送られてくるのか。見るからに怪しい。
 アルフェリカとは反対に差出人の名前を見て輝は笑う。
「大丈夫だ。行ってみよう」
「でも輝」
「大丈夫。俺を信じろ」
「……うん」
 不安そうにしつつも頷いてくれる。寄せられる信頼が少し嬉しい。
 端末が示す場所へ二人は足を向ける。荒れた大地は消耗した身体にはやや辛い。普段歩くよりも倍以上の時間をかけてその場所へと到着した。
 廃墟となった建造物。他の建造物と比べると比較的形を留めており、遮蔽物も多くて何かを隠すに適している場所に思えた。
 そして見つけたのは一台の車両。
「これって……?
「装甲車みたいだな。にしてもでかいな。輸送用か?
 アルフェリカがあまりにも不安な顔をするので、周囲に潜伏している者がいないか確認してから車両を検めることにした。アルフェリカとは対照的に輝は欠けらも警戒していない。
 車体をぐるりと一周。見た目はほとんどキャンピングカーだが軍用であることは明らかだ。



 ドアの取っ手を捻る。鍵はかかっておらず、車内には簡単に入ることができた。魔導エンジンをかけるためのキーはない。キーがないということは、エンジンを起動させるのは生体情報による認証のみ。
 試しにその端末に手を添えた。
 当たり前のように魔導エンジンが起動した。電力が通り、車内が照らされる。
 中にはキッチンがあった。ベッドがあった。シャワールームがあった。トイレがあった。収納があった。およそ生活に必要な最低限の設備が揃っており、果てには愛用の機械鎌、愛車の魔道二輪までが積まれていた。
 それらを見たアルフェリカは目を丸くして驚いていた。
「これは、凄いな」
 運転席にポーチと大きな紙袋があった。ポーチを開いてみると血液の入ったシリンダが九五本、極彩色のシリンダが五本、計一〇〇本のシリンダが収められていた。紙袋には衣類と一枚の紙切れが入っている。
「どういうことなの? なんでこんな」
「餞別ってことだろうな」
「え?
 混乱するのは仕方がない。輝たちはティル・ナ・ノーグに追われて都市から逃げ出し
た。そんな相手に物資を送るなど普通はあり得ない。
「俺たちはアルカディアで多くの人間を手にかけた。経緯はどうあれ、それは揺るがない事実だ。都市の人間は俺たちを受け入れられないし、そうなれば都市を守るティル・ナ・ノーグは俺たちを排除しなければいけなくなる。けど、ティル・ナ・ノーグは非情じゃない」
 転生体保護機関ティル・ナ・ノーグはその名が示す通り、転生体を保護する組織である。排斥され、人並みの幸福すらも享受できない転生体たちに手を差し伸べ、自分の居場所を見つける手助けをする組織。
「俺たちは見逃してもらったんだ」
「じゃあ追手がほとんどなかったのも、簡単に外に出られたのも」
「そうなんだろうな」
 紙袋に入っていた一枚の紙切れを広げて見せた。
『車両を都市の外に放置して何者かの盗難に遭ってしまっても自業自得としか言えません。積荷についてもそれがどうなろうと致し方ないでしょう。しかし、その車両がティル・ナ・ノーグの所有物であることに変わりはありません。その罪を問いに、たとえ地の果てだろうとも追いますので、そのつもりで』
 子供っぽい丸い文字でそんなことが書かれていた。欺瞞もいいところだがシールなり


の気遣いがこの文面から伝わってくる。
 アルフェリカも同じ印象を受け、信じられないとでも言いたげな表情で輝と目を合わせた。
 輝は頷く。
「せっかくの厚意だ。ありがたく受け取ろう。それに――」
 衣類が入った紙袋を投げ渡す。アルフェリカはその中身を見て、堪え切れない涙を流した。
 入っていたのはアルフェリカの衣服。それは輝と夕姫と一緒に三人で買いに行った時のもの。彼女にとって日常を強く感じさせる印象深いものだ。
 あの騒がしくも穏やかな時間は、きっと彼女にとって悪いモノではなかったはずだ。
「俺は夢まで捨てたわけじゃないからな」
 そうだ。アルカディアでの生活は捨てた。だがそれでも黒神輝の夢までも捨てたわけではない。理想郷では実現できなかったとしても、別の場所でやり直すことは必ずできる。
 今日という悲劇が繰り返されぬよう。そして今日という行いを繰り返さぬよう、黒神輝が思い描いた世界を諦めることはしない。
「あの時間を取り戻すんだ。今度は俺たちの力で」
「うんっ!
 だから歩き続ける。罪業の十字架を背負いながら、遥か遠くに願った世界を目指して。
 なぜならそれは〝神殺し〟が夢見たものでもあるのだから。
 贖いは此処に。
 殺してしまった人よりもより多くの人を救う。もう涙を流す人がいなくなるように。
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