フォントをダウンロード中
ページの左右でマウスを左クリックします。
または、 キーボードの左右の矢印キーを入力します。
ページ上で指先を左右になぞると、 前/次ページへ移動します。
メニューはページをタッチすると現れます。
× ヘルプを閉じる
 「…うーん 」俺は目を覚ました。 見たことのない天井、部屋。何故か俺は包帯で体がぐるぐる巻きにされている。 ここはどこだ?なぜ俺は寝ているんだ? 確かーーーーーーーー 現代、大阪。 俺は真殿蒼汰(まどのそうた)。大阪の進学校に通う高校2年生。 成績は学年8位。全国模試では偏差値70だ。 自慢じゃないぞ? 朝8時登校 夕方5時まで授業 そのあと3時間強制自習。 結局12時間学校にいる。 小テストは朝礼時に英語、掃除の後に国語。終礼時に数学。計三回。ちなみにテスト前でも100問テストとか容赦なくやらされる。体育は木曜日の一、二時間目ぶっ通しなので実質週一だ。 土曜日は午後二時まで学校。定期テスト順位がいつも廊下に張り出される。職員室前にも。…きりがないな。 ブラック企業ならぬブラック学校だ。ちなみに先生がパニック障害になって半年休んだこともある。疲労物質が血液にたまりすぎて昼食を食べたらだめと医者に言われ代わりに薬を飲んでいる先生もいる。 ここまできついからここまで成績が上がったんだと思う。よく頑張ったわ。俺。 今明日の小テストのためにター〇ット1900を電車内で読んでいる。 「見つけた!」 ん? うるさいな。まあいい、えっと、singularity「非凡」 ignore「無視する」…・ 「やーっと見つけたよ! じゃあいっくよー!! 」 何だ? 電車の中なのにうるさいな。マナー守れ!ていうかどこに行くんだ? と、思った瞬間目の前が真っ白になった。 「あ、起きた? ん?起きた、でいいのかな? 」 目の前に可愛い女の子がいた。結構着飾っている… 「…ここは、どこだ? 」 「ここは世界の狭間?みたいなとこだよ~」 世界の狭間? まあ、確かになんかピンク色のもやもやが漂ってるし、そうなのかなぁ… 「おまえは誰なんだ?まさか神様とか? 」 「おお~ 正解!私はパンドラで~す! 」 「パンドラ?  ああ、世界に希望以外の悪を広めたという神話の? 」 「おお~!またまた正解!そうでーす!パンドラボックスを開けちゃったパンドラで~す! 」 確かなんかの神話に出てきたよな。まさか本当にいるとは…なんか軽いし。 「てかなんでそのパンドラ…様がこの世界の狭間にいて俺はここにいるんですか? 」 「お、偉いぞ。ちゃんと敬語使うなんて。えーっとね。いまね、わたしはあなたの世界ともう一つの世界 の管理をしているんだよ。」 「で、だからなんで俺がここにいるんですか? 」 「君にもう一つの世界を救ってほしいんだよ! 」 「はぁ? 」 パンドラの説明によると彼女の部下がもう一つの世界が滅びるところを予知したらしく、それを防ぐために強い人を呼ぶことになったらしい。だが、そこまで強い人がいなかったらしく「強い人を作る」ことになったそうだ。 「強い人を作る?どうやって作るんですか?まさか修行とか? 」 「違うよ。ここは世界の狭間。魔力の元がたくさんあるんだよ。それを今あなたの魂に吸収させてるんだよ。」 「魔力?吸収?どういうことだ?」 「今あなたは魂の状態なんだ。で、あなたの世界の魂は魔力を吸いやすい性質なんだよね。」 そういやなんか体に入ってくる感じがするな。…ちょっと待て。魂? 「魂?俺死んでる? 」 「うん!死んでるよ! 」 ……。 「まじかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 」 え?俺死んだ?いつ?あ、さっき真っ白になったときか?生き返れないのかなぁ… 「あ、生き返れないよ?さっき私が魂をひきぬいたからねぇ。肉体は電車の中で死んでいるよ?たぶん今頃大騒ぎになってるね~ww 」 「勝手に人をころすなぁぁ!!なんで俺なんだぁぁ!まだやり残したゲームとかまだ読んでいない漫画とかあったんだぞ! 」 「大丈夫だよ!君にいってもらいたい世界はね、剣と魔法のファンタジー世界なんだよ!たのしそうでしょ! 」 お。まじか。 「楽しそう!殺したの許す! 」 「変わり身はやいね… じゃあ納得してもらったから転生してもらうね! 」 「魔力の吸収はいいんですか? 」 「さっき吸収しやすいって言ったでしょ?もう君の魔力量は私たち神と同じぐらいだよ? 」 多いな… 「そ、そうなんですか。…そういえば聞くの忘れてましたけどなんで転生するの俺なんですか? 」 「いやぁ,神レベルの魔力を渡すのは馬鹿な人じゃダメでしょう?しかも世界を救えるやる気がいるし、 あと、魔力を保つ強い精神力がいるんだよ。あなたは進学校に通ってるし、ゲームとか漫画とか好きだし、ブラック学校に通える精神力を持ってる。条件にぴったりだったんだよ! 」 結構調べられてる。適当に俺を殺したんじゃなかったのか。 「前途有望な若者を殺すとか思わなかったんですか? 」 「それは、まあ、第二の人生で活躍できればいいかなって…」 「まあいいですよ。グダグダ言っても死んでしまったのはしょうがないので転生しますよ! 」 「ありがとね!じゃあもう一つの世界にいくよー! 」 パンドラがそういった瞬間、目の前が真っ黒になった。 つづく。
1
15
シリーズ一覧
感想を送る
作品を紹介
ブックマーク
しおりを挟む
作品情報
使い方
登録が完了しました!
確認事項
戻る
実行