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とある鍛冶屋の初恋物語 ~あなたのための一振りを私の手で~
全 10 章
著: 霧沢史也
1
とある鍛冶屋の初恋物語
1 最近散々なんですけどっ!
私、レンカ。VRMMO『精霊たちの憂鬱』でコヴァーシュをやっています。え?コヴァーシュって何って?鍛冶屋ですよ、か・じ・や!生産ステータス極振りで頑張ったおかげか、この街一番のコヴァーシュは誰って聞けば、百人が百人……とまではいかないけれど、八割がたは私の名前を挙げてくれる程度には、有名になったかな。でもね、最近スランプなんだ。成功率五割の武器精練でさえ、五連続失敗とかやらかしちゃ
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2
とある鍛冶屋の初恋物語
2 攻略組と知り合っちゃったよ
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。突然ですが、今私はピンチです。私だけの秘密のダンジョンでこっそりレア鉱石を漁っていたんだけれど、運の悪いことにエリアボスに見つかって、追い詰められちゃっています。……あぁ、もう絶体絶命だ―!たーべーらーれーるー
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3
とある鍛冶屋の初恋物語
3 追放って、そんなぁ……
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。偶然攻略組の二人、精霊使いのカレルと槍士のユリナと知り合った私は、二人から武器の制作を依頼されたんだけれど……。悔しいかな、私は即答できなかったんだ。というのも、ここ最近の精練成功率の低下で、私は自信を失いかけていたから。どうしたものかとあれこれ悩んだよ。でもね、最後には、わざわざ指名で依頼をしてくれたのに
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4
とある鍛冶屋の初恋物語
4 おもしろい思い付きだねっ!
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。所属していた上位生産ギルド『炎の工房』から追放された私は、カレルたちからの武器製造の依頼を断ろうとしたんだ。けれども、カレルたちは考えを変えず、私の腕を見込んで、ぜひ作ってほしいと口にしてくれた。しかも、私の持つ『霊素』には、何やら特異な特徴があるとまで話すんだよ?……嬉しいじゃない。ここで引き受けなかっ
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5
とある鍛冶屋の初恋物語
5 私って迂闊過ぎない?
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。カレルとユリナの武器製造を請け負った私は、さっそく素材になるアイテムの収集に取り掛かったんだ。いくつかレアな素材が必要になるんだけれども、なんとカレルたちが、そのレア素材を簡単に集められる場所を教えてくれるっていうんだよ。これはもう、行くっきゃないよね!よーし、いっぱい採って、ガンガン製造しちゃうんだから!
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6
とある鍛冶屋の初恋物語
6 霊素の扱いって難しくない?
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。どうにか精霊の大森林で、目的のレア素材を入手した私たち。さっそく工房に戻って、霊素を込めた『精霊武器』の制作に入ったんだけれど――。なんだかちょっと、問題がありそうなんだよね。困ったなぁ……。
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7
とある鍛冶屋の初恋物語
7 好きになっちゃダメ……
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。さっそく私は自らの霊素を使って、精霊武器を作ろうと素材鋼の鍛接に取り掛かったんだ。でもね、手ごたえはよかったはずなのに、なぜだか素材鋼は真っ二つ。えー?なんでー?カレルたちが言うには、私の注入する霊素量が不安定だからってことらしいけれど、精霊使いじゃない私には、もうどうしようもないじゃん。どうしよう……
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8
とある鍛冶屋の初恋物語
8 私の想いは精霊とともに……
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。私の心の弱さで一向に成功しない鍛接。カレルは微笑みながら、「もう一回試そう」って言ってくれたけれど。私はもう、いたたまれなくなって、カレルとユリナの元から逃げ出したんだ。あてもなくヴィーデの街を走り抜け、気が付いたら街のそばの丘の上。あーあ、私、何をやっているんだろうな……
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9
とある鍛冶屋の初恋物語
9 私の渾身の一振りだよっ!
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。ユリナと顔を突き合わせて話し合った結果、私はカレルから身を引き、ユリナを応援することにしたんだ。もちろん、いろいろと思うことはあるよ。でもね、私の住むべき世界はやっぱり、鍛冶の世界なんだと気づいちゃったんだ。もう迷わない。私は前を向いて、最高の一振りを作り出してみせるんだから!
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10
とある鍛冶屋の初恋物語
10 進むべき道を見つけたよ!
私レンカ、VRMMO『精霊たちの憂鬱』で鍛冶屋をやっています。とうとう私は、『精霊武器』を作り上げるのに成功した。私の持てる霊素と一緒に、胸の中に澱のようにこびりついていた感情も、この一振りの中にすべて注ぎ込んでみせた。私の執念が詰まったこのロッドは、もしかしたら私の生涯で、最高の一本になるのかもしれないね……
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12 分
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